セールスライティングの基本はは論理的構成と時系列の流れがポイント。数多く経験することが上達の秘訣です。

読み進めると買いたくなる必然を生み出すセールスライティングの書き方

セールスライティングとは、営業行動のなかの１つとして商品やサービスの販売につながる目的で文章として情報や考え方を紹介する販促物の１つです。基本は、エビデンスを伴う論理的構成と、コンセプトからお客様との価値の共有につながる時系列の構成に注目することが、成果直結のセールスライティングを書くコツと言えます。

〇はじめに

ビジネスや営業現場で、記事の執筆は不可欠です。DTPやWebサイトはもちろん、最近は動画の構成やシナリオまで様々なパーソナルメディアで情報を発信するため記事を書く力が求められます。

また、内部のチーム間においてもデータや記事を使って情報を共有するシーンが展開されています。テレワークやリモート営業の進展もあり、ビジネスや営業活動で文章を書く、つまり記事を書くスキルがなくしてビジネスは成り立ちません。

〇セールスライティングとは

・セールスライティングの目的は情報を共有すること

情報共有というキーワードを挙げましたが、社外のお客様との情報共有、チーム内の情報共有、この２つがポイントです。ある価値を共有して、コミュニティを形成していくことが営業活動において欠かせません。

では、共有とはいったい何を共有することなのでしょうか？

答えは、「価値」です。販売したい商品やサービスの「価値」に他なりません。

・セールスライティングの種類

昔は広告といえばコピーライティングが挙げられ、短いフレーズで一瞬で目にとめた人をとりこにするキャッチコピーが重要な役割を果たしていました。写真など広告デザインとともに、チラシやポスターの主役でした。

しかし、現在はパーソナルメディアとしてWebサイトやソーシャルメディア、さらに動画が大きな役割を担っています。ブログを含め400字から1000字程度の短文を駆使してアピールするコンテンツ編集力が求められるようになりました。

〇セールスライティングの書き方

一般論で紹介すると、セールスライティングは価値の押し付けと買ってください情報よりも必然に持ち込む書き方を意識する方がより自然な流れとして受け止められます。

たとえば、自分が栽培したイチゴを販売することを考えてみましょう。

チラシであれば、写真とキャッチコピー、そして美味しさのポイント、生産者の取り組みなどを項目として掲載します。

一方、ダイレクトメールやwebコンテンツ、動画でもそうですが、１つの文章として構成する必要があります。流れに沿って読み進めると商品に対する興味が強くなるように展開していくことが、価値や考え方が伝わる前提になるのです。

しかし、言葉力がない人が詩で表現してもなかなか伝わりません。そこで、誰にでもできる記事の書き方が論理的な構成になるわけです。

〇流れに注目したときの記事の書き方例

・最初は同調要素を考えてみよう

手紙であれば時候の挨拶でしょうが、「甘いイチゴ」という価値の共有につながるよう

「イチゴの出荷量がピークを迎えます」から開始、「イチゴの甘さの秘密」「甘さの背景にある高い栄養分との関わり」などで展開し、

セールスレターであれば、終盤に「100名様しかご用意できない極上の大粒イチゴを特別に用意しました」といった流れの構成です。

出だし→展開→今しかない　を論理的に展開するという考え方です。甘さの秘密といえるエビデンスで構成することができます。

簡単ですが、慣れればスムーズに書けます。チャレンジしてみましょう。